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タイ料理教室

何を思ったか、タイ料理教室に行ってきました。

正直、本当に何を思ったか自分でも不明。

名古屋タイ料理教室」のAコース。

メニューは「今までのメニュー」ページのNo.5に掲載されているグリンカレーとトーマンクンと呼ばれるエビのすり身フライ、それにタピオカのデザートの3品。

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まずはタピオカデザートから。

砂糖とパームシロップで甘く味付けたタピオカをココナッツミルクのしょっぱいソースでいただく一品。

タピオカを袋に記載の時間通りにゆでて、水を捨てて鍋に戻す。砂糖とパームシロップを加えて水分和え、ココナッツの実の胚乳部分を加える。

ココナッツシロップは、ココナッツパウダーに水、塩を加えて、つやが出るまで加熱。

器にタピオカを盛りつけて最後にシロップをかけてできあがり。

パームシロップと書きましたが現地では「ナム・タンピ」と呼ばれているみたい。

別名ココナッツシュガー。練り状で茶色。味は少しえぐい感じ。少し酸味があるかな?結構独特の風味です。

肝心のお味ですが、不思議なおいしさです。

タピオカだけで食べるとだいぶ甘ったるいし、ソースもだいぶ塩っぽいのですが、ぱくぱく食べられてしまう。

日本だと塩大福?

そもそものタピオカも、片栗粉を丸めて茹でたようなものだし、結構チープな感じの食べ物でした。

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続いてトーマンクン。エビのすり身のフライですね。味は少し甘くて濃い感じ。

石臼にニンニクなどの調味料を入れてつぶし、豚のバラ肉のみじん切り(背脂、めんどくさければ挽肉でもokとのこと)、同じくみじん切りにしたエビを投入。

卵やパン粉などのつなぎを入れずに、肉の粘りけでつなぐとか。

よく混ざったら成型。柔らかくて手にくっつく系のタネでした。

小麦粉、卵、パン粉をつけて揚げます。この辺は普通のフライと一緒。

パン粉はドライパン粉。

傾斜の緩やかな平たくて表面積の大きそうな揚げ鍋で、カラリと揚げました。

味は濃い。というかタイ料理自体が全体的に濃い。

味があって、甘み由来のコクがあって…、これだけでご飯が進みそうな味。しかしグリンカレーと一緒に食べていたら、だんだん濃さが気にならなくなってきました。不思議。

一緒に出していただいた手造りのスイートチリソースが美味しい。どうやって作るんだろうか、あれ。

石臼はタイでは一家に2~3台はあるとか。日本で買っても4000円程度のお手軽価格らしいです。

ぱっと見、非常に原始的な調理器具で、日本で言う、すり鉢みたいな感じかな。

安定感があって使いやすかったです。すり鉢と違い表面がフラットなので、メンテナンス性はよさそう。

タイの調味料「ROSDEE」。

いわゆるスープの素、化学調味料ですね。

日本のものよりだいぶ塩味がきつく、スナック菓子のパウダーような味&後味でした。

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最後にグリンカレー。

まずはお米。

当然ながらタイ米(インディカ型のお米)です。

今回はタイでは高級米であるジャスミンライス、いわゆる香り米ですね。日本国内で最近見かけるのはこればっかりかな。成城石井では300g400円ぐらいでした。

今回は炊飯器早炊モードで米1:水1.2で炊いたけど、もう少し水分は多い方が美味しそう。

インディカ米の本来の調理方法は、多めの水で煮て、煮上がったら水分を飛ばすスタイルだった気がします。

炊いた場合と、本来の調理方法とでは結構味が違いそうな気がするんだけどどうなんだろう。今度自宅でやってみよう。

続いてグリンカレーペースト。

香辛料、調味料、レモングラス等の各種香草をバーミックスでペーストにします。

香草みじん切りにしていたら、手にレモングラスパクチーの臭いが…。

油をひいた鍋でペーストをよく炒めて水分を飛ばし、鶏肉を投入、ペーストに絡めて軽く火を通します。

ココナッツミルクと水を合計で400mlになるように投入。なすなどの煮込む野菜も投入。

20分ほど煮て、煮込まない野菜を投入。最後に生バジルを混ぜてできあがり。

ペーストに入った色々。

エビ味噌、「ガピ」。

どうやらエビ(オキアミ)に塩を加えて発酵させたもののよう。ナンプラーと同じ魚醤の仲間、原料がエビ(蝦)なので蝦醤かな。

茶色の練り状で、正直あんまりいい臭いではないです。

エビ臭いというかオキアミ臭いというか…。

タイ生姜。

見た目は日本の生姜とほとんど変わりません。色は新生姜のように白っぽいです。

が、生姜臭はなく味も違いました。一拍おいてくる辛さがだいぶ辛い。

タイの醤油「シーユーカオ」。直訳すると白醤油。

原料は日本の醤油とほぼ同じですが砂糖が入っているのが特徴的。

みたらしのような、磯辺焼きの餅についた醤油のような…要はそのまんま、砂糖醤油の味がしますw。

タピオカデザートに使っったコナッツパウダーは真っ白ですが、カレーで使ったココナッツミルクは灰色がかっていて油分豊富な感じでした。

タイ料理で使うバジルも三種類くらいあって、どのバジルを使うかは料理によって厳密に決まっているとか。

長ネギとタマネギ、青ネギみたいに、タイ人的には別の野菜扱いなのかな。

さて実食。

実はココナッツ風味のカレーは苦手だったんですが、全くココナッツ臭くなく濃い感じで美味しいカレーでした。

割ととろみがあり、一拍おいて辛みがきます。そこそこ辛いです。

カレーのみをライス抜きで食べるのは無理があるかな。味が濃い。

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基本的に足し算の料理だと思いました。

甘いの足してー、味のするもの足してー、しょっぱいの足してーみたいな。w

調理器具はアルミっぽかったり銅ぽかったりで、軽いものが多い印象。

鉄とかだと、湿度ですぐ錆びそうだしね。

現地で調理器具は使い捨てみたいなので、そのせいもあるかも。

日本の「調味料さしすせそ」に該当しそうなのは、ナンプラーやガピなどの魚醤、塩、唐辛子、砂糖、ココナッツって感じでしょうか。

全部食べたら大変疲れました。

タイ料理ってなんだかエネルギー消費する料理だよね。

お土産にグリンカレーペースト買ってきたので、今度作ろう。

ジャスミンライスもココナッツパウダーも買ってみた。

誰か招いてタイ料理その他パーティーも楽しそう。